咳は何科?
止まらない咳は早めの治療が肝心
寒い季節になると空気が乾燥し、風邪を引きやすくなります。
中には咳が止まらなくなって夜眠れない…なんて人もいると思いますが、その咳は本当に風邪から来ているものかどうかきちんと確かめておいたほうがいいでしょう。
風邪による咳は喉が痛くなったり、鼻水が止まらなかったり、熱が出るなどほかの症状も併発しますが、ただ咳だけが出て止まらない場合、咳ぜんそくの可能性もあります。
そうなると、風邪の治療ではなくそちらの治療をしていかなければなりませんので、早く見極めることが重要です。
風邪による咳と咳ぜんそくによる咳は違いがあって、風邪によるものはコンコンと乾いた咳になりやすく、咳ぜんそくの場合はヒューヒューと呼吸が苦しくなり、咳もゴホゴホと立て続けに出てくるものが多いです。
それでは咳が出たときには何科を受診すればいいのでしょうか?
内科?耳鼻科?
咳が出て病院へいく場合、まず内科をイメージする人がほとんどでしょう。
風邪を引いたら内科を受診すると思いますし、そこで風邪薬をもらって治療していくという流れがスタンダードだからです。
また、喉や鼻に異常がみられる場合は耳鼻科へ行って診てもらうという人もいます。
鼻水が止まらなかったり、喉の痛みが強い、扁桃腺が腫れているといった症状は耳鼻科が専門ですし、適切な治療がしてもらえるからです。
それでは咳が止まらないときはどうするかと言うと、できれば呼吸器専門の診療科があるところへ行くといいでしょう。
最近では呼吸器内科という診療科があって、そこでは呼吸器疾患を専門的に扱っているので、咳ぜんそくの症状がみられる場合はそちらで治療するのがベストなのです。
呼吸器内科のメリット
なぜ呼吸器内科がおすすめなのかと言うと、ただ専門的な知識を持っているだけでなく、現状を正しく把握して最良の治療ができるからです。
呼吸器内科には現在きちんと酸素を体内に取り入れらているか調べる機器もありますし、呼吸の中にアレルゲンが潜んでいないか確認する機器があるところが多いです。
そういった機器を使用することで咳ぜんそくであることが分かります。
さらに治療に使われる吸入器な内服薬も最新のものを紹介してくれることが多く、どれがどんな効果を持っているのか説明してくれます。
このように咳が出て止まらない場合は内科を受診するのも良いですが、もしヒューヒューと呼吸が苦しくなるとうな症状がみられる場合は一度呼吸器内科を受診してみてください。